薪割りのやり方 我流の紹介
ケヤキはかなり割りにくい樹種だが、いくつかポイントを押さえれば比較的楽に割れる。
今回は薪まゆげの思う薪割りのポイントをまとめてみようと思う。
(注:薪まゆげは別に薪割りのプロではないです。割り方も我流なので間違いを多分に含んでいる可能性があります)
①切り口を両方確認する。
こんな玉があったとき、割り始める前に上下両方の切り口を見てみる。
切り口1と2、どちらの方が割りやすいだろうか?
正解は2。
切り口1は分かりやすく節が二つある。
節の近くは木の繊維が複雑に絡まっていて、割りにくい。
節がある木を割るときは基本的に節から遠い方をたたく方が割りやすい。
②木の自然な割れを見る。
①で割る切り口を決めたら、次にその切り口にある自然に出来た割れを見る。
この玉の場合上下に2本割れがあった。
割れはその木の弱いところに自然と発生するものなので、その方向に沿って割る方が楽なことが多い。
割る方向も定まったところで斧を振る!
一撃でかなり裂けた。
中央から下にかけては斧で入った裂け。
上は元の割れから入った裂け。
やはり弱いところから割れる。
一撃でここまで裂ければあとは同じ位置に斧を振るだけ。
2撃目でほぼ完全に割れた。
ケヤキでも素直な玉は割と簡単に割れる。
③素直そうなところから割る
ただで玉を手に入れた場合よくあるのが
大きな枝を切り落としたもの。
枝側は繊維が複雑に絡んでいてそう簡単には割れない。
こんな時は枝のない側を先に割る。
この場合は右側を先に割る。
これで素直側と枝側が分離したので、素直側は普通に割れる。
枝側は薄くなった分楽になる・・・
と思って思いっきり斧を振ってもはじかれます。
枝の付け根は繊維がかなり複雑に絡んでいる。
そう簡単には割らせてくれない。
④側面から割る
薄く、平たくなっているので安定して横に置けます。
そして手前側に打つ。
薄くなっているので無理やり割ることができる。
ただ、薄いのでこの部分ばかり打っていても斧が薪割台をたたくだけで割れない。
なので次は反対側。
側面の割れ目が繊維が複雑なことを示している。
とりあえず4つのポイントを押さえればある程度楽に割れると思う。
(まあ、それでも割れないときは割れないのだが・・・)