ヘキサファイアピットのロストル代用品を試してみた
DCMの人気焚火台 ヘキサファイアピット
前回の記事でロストル代用品を探したのだが、
今回は実際に使用してみた。
で、いきなりなのだがセットの写真を撮り忘れていた。
なので前回の写真から・・・
こんな感じで、ロストルの上に焼き網をセット
そして着火
着火はファイアライター
着火剤とマッチが一体化したもので、非常に楽に着火できる。
これを使うようになってからほとんどライターを使わなくなってしまった。
最近は近所のホームセンターにも置いてあるので入手性も〇。
便利になった。
着火の感じに変化はない。
底が若干浅くなったことで少し長い薪が入れにくくなったが、その程度の差だ。
変化を感じたのは4時間後ぐらい。
普段であればロストルの上に熾火と灰がたまって燃焼が悪化してくるのだが、
今回は普通に燃えている。
焼き網の目が粗いので熾火や灰で詰まらず空気が供給されるようだ。
これは長時間焚火をしたい人にとっては良いのではないだろうか。
翌日朝からもう一度焚火
今度は盛大に薪を投入してみる。
焼き網のおかげというわけではないが、ヘキサファイアピットの燃焼効率の良さで盛大な炎が上がる。
2時間ほど楽しんで今回の焚火は終了。
焼き網は熱によって変色、変形が激しいがまだ使えるように見える。
これなら3回くらいは使えそうな気がする。
仮に3回だとすると1回200円強。
ちと高い。
もう少し持ってくれると助かるのだが・・・
燃え方は良かっただけに耐久性に期待してしまう。
また使う機会があればレビューしようと思う。
お気に入りのチタン製品にDIYで名入れ! 陽極酸化処理
チタンといえば軽量で頑丈、おまけに錆びにくいアウトドアツールの素材として最高級の物。
ステンレス製の物に比べるとお値段が高くなる代わりにかなり軽くなる。
そんなチタンだが、酸化すると色が変わるという特殊な性質を持つ。
ただ焼け色(茶色系)がつくというわけではなく、カラフルに発色するのだ。
発色させるのは意外と簡単で、バーナーなどで熱してあげればできる。
温度や時間などで色が変わる。
これを酸液と電気で行うのが陽極酸化処理。
バーナーなど熱で酸化させる方法と違い、マスキングすることで任意の部分のみ発色させることができる。
今回はこの特徴をつかって、チタン製品の名入れを試してみたいと思う。
(注意!この先行う陽極酸化処理は電気を使って行うものであり、感電の危険があります。この記事のやり方をそのまま実施知れば安全というものでもなく、電気的な知識がない人が実施するのは危険です。場合によっては感電死する可能性もあるので感電対策を考えられる知識を持った人以外行わないでください。)
使うものは
チタン製品
リン酸ナトリウム
9V電池とワニ口クリップ
ラバースプレー
低電圧用絶縁手袋
あとは名入れ用のシールとタッパー、アルミホイルを使う。
まずは名入れしたい文字のシールをシェラカップに貼ります。
(シェラカップは事前にしっかり脱脂洗浄しておきます)
今回はFを底面に貼ってみた。
これでも文字がマスキングされるのだが、これだと文字以外の部分に色がついてしまう。
今回は文字の部分だけに色を付けたいのでこれではだめ。
なので次にこの上からラバースプレーを吹く。
シェラカップには取っ手と本体をつないでいる部分に隙間があって、ここにラバースプレーが入ると取れなくなるので、マスキングテープでふさぐ。
(ついでにシールをはがしやすくするために紙を接着剤でくっつけて取っ手にしてみた)
そしたらラバースプレーで塗装。
本来一回で厚塗りするとムラになり良くないのだが、今回はマスキングのために吹いているだけなので、一回で厚塗りしても大丈夫。
塗れてればいいのだ。
全体にスプレーがついたら乾く前にシールをはがす。
とりやすくするためにつけた紙は簡単にはがれてしまい役に立たなかった・・・
しょうがないのでカッターで端を持ち上げて剥がした。
縁が若干荒れてしまったが、なかなかきれいにマスキングできている。
前にマスキングゾルというプラモデルなどの塗装用水性マスキング液を使用したときはこんなにうまくはいかなかった。
あとは乾燥させてマスキングは完了。
あとは実際に陽極酸化処理を行っていく。
まずはタッパーにリン酸ナトリウムを適当に入れて、水を入れる。
そして陰極側の電極としてアルミホイルを入れる。
ここに電池とワニ口、シェラカップを配線する。
9V電池を4本直列でつないでいるので36V流れるはず。
陽極酸化処理は陽極側を酸化させる処理なので、色を付けたいシェラカップは+、アルミホイルはーを接続する。
9V電池は+とーの電極が同じ方向に出ているので非常にショートしやすい。
このあたりの作業から絶縁手袋をつけて作業。
これで準備は完了。
あとはタッパー内のリン酸ナトリウム水溶液にシェラカップをつけるだけ。
つけると微小な音とシェラカップ側に気泡が発生する。
(両手使って作業していたので写真が撮れていません・・・)
20秒ほどつけて引き上げてみると、微妙に色がついているように見える。
ただ、周りの黒が強すぎていまいちどの程度色がついているのかわかりにくい。
一通り洗った後マスキングを剥がす。
ラバースプレーなので引っ張って剥がすことができる。
普通の塗料と違って非常に剥がしやすい。
剥がしてみると結構きれいに色がついている。
過去にマスキングゾルで処理したときは水性のために処理中にマスキングがとけてしまい、文字がぼけてしまっていたが、今回はエッジがはっきりしている。
今回ラバースプレーを使った文字入れに挑戦してみたが、思いのほかうまくいった。
これで名入れサービスのないチタン製品に自由に名入れをすることができる!
これはいろいろ遊べそうだ。
ヘキサファイアピットのロストル代用品を探してみた
DCMの人気焚火台 ヘキサファイアピット
以前にも何度か取り上げている焚火台。
現在人気品薄なので、本体生産を急いでいるからなのかわからないが、破損時の交換パーツが販売されていない。
なのでこと焚火台はロストルが壊れたら新品を買うしかなくなっている。
(ロストルが壊れるころには本体も壊れるという設計なのかもしれないが・・・)
べつにまだロストルが壊れたわけではないのだが、何か代用品はないのか探してみる。
ヘキサの名の通り六角形の焚火台のため、ロストルも六角形だ。
こんな形のロストルは普通ないので、似た形の焚火台から探してみるとキャプテンスタッグが出していた。
これのロストルが使えないだろうか?
そんなわけで買ってみた。
焚火台の大きさが2種類あるらしく、ロストルも2種類。
実際にヘキサファイアピットにのせてみると・・・
Mサイズ用はかなり小さい。
これでは代用品にはならない。
置いておけば通風孔を薪がふさぎにくくなるくらいの効果はあるかもしれないが・・・
Lサイズ用は大きすぎて風防の上に乗ってしまった。
調理用のロストルとしては使用できるかもしれないが、火床としては全く使えない。
残念。
他にも六角形の物がないかと探してみると・・・
先ほどと同じヘキサステンレスファイアグリルの焼き網。
Mサイズの物が使えそうな気がする。
実際にはめてみると・・・
お?
今度はかなり良いサイズ。
少し大きいが、本来のロストルより10㎜ほど上にくるだけで済んでいる。
焼き網なので耐久性はないと思うが、試してみる価値はありそうだ。
今度キャンプに行った際にはやってみようと思う。
ロストルがない!KAMADO薪ストーブ 代用品は何がよいのか? ステンレスアミで自作編 その1
前回100均のスタンドロースターをロストルの代わりに使ってみた。
試行錯誤の結果ロースターの足を片方倒し斜めにすることでよい結果が得られた。
ただ、所詮は焼きアミ。
ロストルとして使うことなど想定されていないので耐久性がなかった。
今回は別の物でロストルの自作に挑戦しようと思う。
今回用意したのは
ステンレスバット用の網。
詳しくはわからないが、8枚取りというのはサイズを表すらしい。
8枚取りは24.3cm x 36.4cm。
これがKAMADO薪ストーブにぴったりのサイズ。
横幅はちょうどぴったり。
立幅も入口から煙突の下半分まで届く。
前回使ったスタンドロースターと比べると縦、横ともに大きくなっていることがわかる。
ぴったりサイズ過ぎて少し工夫しないと入らない。
サイズはいいのだが、高さがないのでこのままではすぐに灰に埋まりロストルの機能を果たせなくなってしまう。
なのでスタンドロースターのように足をつける。
材料に使うのは100均の網。
これをペンチで切って足にする。
100均のペンチで切ったのだが、ステンレスの線は固い!
両手で握って何とか切断していく。
4か所切って分割に成功。
今回使いたいのは左側。
また、網の部分はいらないのでこちらも切っていく。
固くてつらいがひたすら切っていく。
ステンレスの網がプラモのランナーのようになった。
これをステンレスアミにつなげて足として使う。
余ったアミのステンレス線を2本切り取りペンチを使って曲げる。
(2本のペンチでまげてます)
曲げたステンレス線をアミと足に巻き付けて接続。
可動する足になった。
この足自立しないのだが、ストーブに入れてしまえば壁に引っ掛かって立たせることができる。
これで斜めロストルの完成だ!
アミを切り取ったのである程度灰かきもできそう。
強度もスタンドロースターよりは期待できる。
値段は10倍ほどしているので10回はもってほしいところ。
さてどうかな?
いまから使うのが楽しみだ。
これでヘキサファイアピットの欠点解決? 熱対策と調理について
DCMブランドより発売されているヘキサファイアピット
以前の記事でよい点、悪い点をあげたのだが、今回は薪まゆげの欠点解決法を紹介したいと思う。
解決できている(と思っている)のは前回記事で上げた欠点、6点のうち2点
・薪の消費が激しい
・2次燃焼の炎があまり出ない
・遠目に炎が見づらい
・調理に工夫が必要
・地面、焚火台シートが焼ける
・灰の掃除がやりにくい
まずは灰受けが地面から近すぎて地面や焚火台シートが焼けてしまう欠点
なるべくキャンプ場にダメージを残したくないキャンパーには無視できない欠点
薪まゆげは3点セットで対応している。
①自作木製台
家に余っていたべニアと角材をビスでとめただけの簡単なもの。
間に空気の層を作ることで地面への熱気をなるべく防ぐ。
実際に上のいたが熱くなるほど焚火をしても下の板はほとんど熱くならない。
さらにその下の地面はほぼ常温なのではないかと思う。
②焚火台シート
先ほどの木製台の上にひいて使っている。
ヘキサファイアピットに合わせて六角形の物を使っている。
真ん中の黒いあとはこれの上で直接ヘキサファイアピットを使ったときに焼けた跡。
今考えれば当たり前なのだが、当時は灰受けの熱程度なら大丈夫だろうと思いやってしまった。
③100均メタルラック
灰受けの熱を直接受けるのは金属製でないと厳しい。
安くて、重量に耐えられ、少しだけ高さをあげられるものを探していたら見つけたのがこれ。
ラックなのである程度の重量に耐えることを前提に作られている。
100均とはいえ300円ほどしたが、それでも安い。
ちょうどいい高さにメッシュ構造であるため焚火台に熱が伝わりにくい。
見た目は微妙だが、焚火台の下なんて気にしないという方にはお勧め。
ここまでやれば熱対策はばっちり。
次に
調理
これはすごく簡単。
細長いゴトクを購入する。
こうすることで薪は手前から投入調理は奥でできるため、かなり便利に
薪の位置を変えることで火力調整もある程度できる。
薪まゆげが使ってるのはキャンピングムーンのゴトク
ステンレスΦ6の丸棒を溶接でつないでいる構造で、すごく丈夫。
長いのでずれて落ちる心配も少ない。
ヘキサファイアピットの上部はゴトクを載せるように設計されていないが、何枚かにかかるように置けば重いものを載せてもゆがんだりはしない。
(ダッチオーブンに水をたくさん入れたりすると厳しいかもしれないが・・・)
ヘキサファイアピットの袋に入れるとはみ出てしまうが、こればかりはしょうがない。
別でトライポットなんかを運ぶよりは楽なんじゃないだろうか。
薪まゆげはこのセットで運んでます。
ホンマ製作所 APS-48DX用 ステンレス 丸型トップ 雨の日に初使用!
雨の日に鉄製煙突トップを使うのが嫌で買ってしまった、ホンマ製作所 APS-48DX用 ステンレス 丸型トップ。
とりあえず見た目は気に入ったが実際の使い勝手はどうだろうか?
雨の日のキャンプで試してみる。
いつものクイックタープに薪ストーブをセット。
今までなら薪ストーブ付属の鉄製煙突トップをつけるのだが、今回はステンレス製。
雨でも錆びる心配がない。
重量も軽くなったので、そっちの意味でも安心に。
当たり前だが普通に使える。
機能上は問題なし。
翌日撤収時に確認してみると、黒色の鉄製煙突トップと違って煤が目立つ。
雨の中使ったこともあって汚い感じに・・・
まあ煙突に綺麗さなんて求めてないのでこんなものだろう。
一番の問題は薪ストーブの袋の中に収納できないこと。
収納しきれない3本目の延長煙突とともに袋に乗せる形になってしまう。
この辺りは何かで解決したいと思う。