薪まゆげの忘備録

頭のどこかで常に焚き火を想う

ホームセンターの最強焚火台! DCM ヘキサファイアピット 良い点、悪い点

去年ホームセンターのDCMホールディングス(ケイヨーD2、ホーマック等)から発売されたヘキサファイアピット。

www.dcm-ekurashi.com

中サイズの2次燃焼焚火台で、それまで同サイズの2次燃焼焚火台はSoloStoveぐらいしかなかったところに突然の参戦。

値段がSoloStoveの5分の1ほどでかつコンパクトに収納できると非常に高いパフォーマンスで、入手困難なほどの人気に。

薪まゆげはたまたま行ったケイヨーD2にて発見、購入することができました。

 

そんなヘキサファイアピットを1年ほど使ってみての感想がてら良い点、悪い点をまとめてみた。

 

良い点

・手ごろな値段

・ちょうどいい大きさ

・収納時のコンパクトさ

・高めの燃焼効率

・焚火を維持が楽

・風に強い

・長時間の焚火に向く

 

悪い点

・薪の消費が激しい

・2次燃焼の炎があまり出ない

・遠目に炎が見づらい

・調理に工夫が必要

・地面、焚火台シートが焼ける

・灰の掃除がやりにくい

 

値段を考えたら非常に良い商品なのは間違いないと思う。

実際これを買ってからはもともと持っていたユニフレームのファイアグリルの出番が減った。(両方使っていることも多いが・・・)

ただ、これ単品だと調理ができず火を見ることと暖を取ること専用になってしまう。

また灰受けが地面にあたる構造となっているため何かで浮かさないと地面や焚火台シートが焼けてしまう。

少し工夫して使うことが前提の焚火台ではないかと思う。

(薪まゆげの使い方は後日記事にしようと思う)

 

良い点詳細

・手ごろな値段

このサイズの2次燃焼ストーブでこの値段は他に見当たらない。

ヒット商品がでるとすぐに中華ブランドのコピー商品が出回る業界だけど、これに関してはまだ類似商品も見当たらない。

 

・ちょうどいい大きさ

4~6人くらいで囲むのにちょうどいい大きさ。

市販の薪だと少し上にはみ出すけど、そこまで気にならない。

(調理する場合は気になる)

 

・収納時のコンパクトさ

付属の袋に余裕をもって収納できる。

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別製品のゴトクも一緒に入るくらいには余裕がある袋

ファイアグリルと比べても小さめな袋で持ち運びは困らない。

2次燃焼機構付き焚火台でここまでコンパクトなのは他に知らない。

 

・高めの燃焼効率

全周がおおわれているタイプの焚火台のため、中が高温になりやすく、煙突効果もあって燃焼効率は高いと思う。

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簡単に焚火を楽しめる

2次燃焼の機構も手伝って煙は出づらい。

 

・焚火を維持が楽

ファイアグリルのような平らな焚火台だと焚火を維持するのに薪の投入する場所や組み方などいろいろいじってやる必要が出てくる。

(特に煙をなるべく出さないように焚火がしたい場合はいじる頻度が高くなる気がする)

ヘキサファイアピットはある程度の大きさに切った薪を適当に放り込むだけで焚火が維持できる。

忙しいキャンプシーンだと非常に重宝する特性だと思う。

 

・風に強い

全周がおおわれているので、多少の風では焚火に影響がでない。

風防など用意しなくても風で立ち消えしないのは心強い。

 

・長時間の焚火に向く

ロストルから灰受けまでの距離が非常に長く、長時間の焚火でも灰が吸気口をふさぐことがない。

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長時間焚火をしてもロストルが灰に埋まらない


昼から夜まで焚きっぱなししたこともあるが、問題なく使えた。

 

 

悪い点の詳細

・薪の消費が激しい

中が高温になり、煙突効果による吸気も十分なのでよく燃える。

逆に言えば薪はすぐになくなってしまう。f:id:makimayuge:20220220193532j:plain

上の写真の薪量だと1時間半ほどでほぼすべて使い切ってしまう。

1回のキャンプで広葉樹の薪を二束以上消費することも・・・

 

・2次燃焼の炎があまり出ない

2次燃焼機構がついているのだが、SoloStoveのように2次吸気口からのきれいな2次燃焼の炎は残念ながら見られない。

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炎の形は普通の焚火と同じ

たまに炎がでるのが見える程度で、2次燃焼の炎を見ることを期待している裏切られる。

上が開いている構造のため、未燃焼のガスが2次吸気口に近づかないことと、全体的に隙間だらけの構造により2次吸気口からの吸気が弱いことが原因だと思う。

後者は何かで隙間を埋めれば改善できるかも・・・?

 

・遠目に炎が見づらい

これはSoloStoveなどでも同じだが、薪はのぞき込まないと見える位置にいない。

そのため遠目からみると焚火台からはみ出すほど炎がでていないと炎は見えない。

薪から出ている火を楽しみたい人は平たい焚火台の方が良いと思う。

 

・調理に工夫が必要

標準でゴトクなど付属していないので調理をするのであれば、トライポットやゴトクを購入する必要がある。

薪まゆげはアマゾンで適当なゴトクを購入して使っている。

 

・地面、焚火台シートが焼ける

灰受けが地面に接する構造となっているため、かさ上げ台などないと地面が焼ける。

焚火台シートを敷いたら焚火台シートが焼ける。

 

・灰の掃除がやりにくい

ロストルよりも灰受けが小さいことや、本体が組み立て式で隙間が多いこと、焚火後のロストルが外れにくいことなど複数の要因で灰掃除がやりにくい。

普通にやると必ずこぼすので、下に敷物をしてそこに落としてから掃除する方が良いと思う。

 

 

欠点もいろいろあるものの、割と簡単に解決できるものが多いのでお勧めできる焚火台

特に焚火の維持に手をかけられない人や、焚火慣れしてない初心者さんなどにおすすめできると思う。

今はなかなか手に入らないようなので、売ってたらすぐに買った方が良いかもしれない。

 

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