ロストルがない!KAMADO薪ストーブ 代用品は何がよいのか? 100均スタンドロースター編
KAMADO薪ストーブのロストルに何が向いているのか?
何個か候補を用意してみたが、今回は一番よさげな100均スタンドロースターを使ってみる。
スタンドの上に薪を置いて、着火剤を下に置き点火!
空気の通りが良いのですごい勢いで着火剤の炎が煙突方面に。
しかし、薪はなかなか火がつかない・・・
どうやら空気の通りが良すぎて、煙突直下のみに熱が流れて薪に熱がいかないようだ。
しょうがないので着火剤の位置を調整して何とか着火。
その後もロストルの下を空気が流れてしまうせいなのか、いまいち火が弱い。
おまけにロストルの高さが高すぎて窓から炎が見えにくくなってしまった。
これでは本末転倒だ。
そこで奥の足を倒して、手前のみ上げてみる。
おお!?
ロストルを斜めにしたことで薪の燃えが非常に良くなった。
全体に空気が回っているような感じに見える。
炎も見えやすくなり大満足。
100均のスタンドロースターはかなり役に立っている。
完全に鎮火した後中の様子を見てみると、スタンドロースターは形を保っている。
3時間ぐらいの燃焼であれば耐えられるようだ。
取り出してみると・・・
表面のメッキが熱でやられたのか、全体的に白くなり変形している。
また、もろくなっているようで少し曲げ戻ししようとしたら折れそうな感覚があった。
ほぼ1回使い捨て、頑張っても2回が限度ではないだろうか。
100円なので使い捨てでも大した金額にはならないが、金属ごみが毎回出るのも考え物だ。
ロストルを斜めにするという方向性は見えたので、次はもう少し耐久性のあるものを自作してみようかと思う。
ホームセンターの最強焚火台! DCM ヘキサファイアピット 良い点、悪い点
去年ホームセンターのDCMホールディングス(ケイヨーD2、ホーマック等)から発売されたヘキサファイアピット。
中サイズの2次燃焼焚火台で、それまで同サイズの2次燃焼焚火台はSoloStoveぐらいしかなかったところに突然の参戦。
値段がSoloStoveの5分の1ほどでかつコンパクトに収納できると非常に高いパフォーマンスで、入手困難なほどの人気に。
薪まゆげはたまたま行ったケイヨーD2にて発見、購入することができました。
そんなヘキサファイアピットを1年ほど使ってみての感想がてら良い点、悪い点をまとめてみた。
良い点
・手ごろな値段
・ちょうどいい大きさ
・収納時のコンパクトさ
・高めの燃焼効率
・焚火を維持が楽
・風に強い
・長時間の焚火に向く
悪い点
・薪の消費が激しい
・2次燃焼の炎があまり出ない
・遠目に炎が見づらい
・調理に工夫が必要
・地面、焚火台シートが焼ける
・灰の掃除がやりにくい
値段を考えたら非常に良い商品なのは間違いないと思う。
実際これを買ってからはもともと持っていたユニフレームのファイアグリルの出番が減った。(両方使っていることも多いが・・・)
ただ、これ単品だと調理ができず火を見ることと暖を取ること専用になってしまう。
また灰受けが地面にあたる構造となっているため何かで浮かさないと地面や焚火台シートが焼けてしまう。
少し工夫して使うことが前提の焚火台ではないかと思う。
(薪まゆげの使い方は後日記事にしようと思う)
良い点詳細
・手ごろな値段
このサイズの2次燃焼ストーブでこの値段は他に見当たらない。
ヒット商品がでるとすぐに中華ブランドのコピー商品が出回る業界だけど、これに関してはまだ類似商品も見当たらない。
・ちょうどいい大きさ
4~6人くらいで囲むのにちょうどいい大きさ。
市販の薪だと少し上にはみ出すけど、そこまで気にならない。
(調理する場合は気になる)
・収納時のコンパクトさ
付属の袋に余裕をもって収納できる。
ファイアグリルと比べても小さめな袋で持ち運びは困らない。
2次燃焼機構付き焚火台でここまでコンパクトなのは他に知らない。
・高めの燃焼効率
全周がおおわれているタイプの焚火台のため、中が高温になりやすく、煙突効果もあって燃焼効率は高いと思う。
2次燃焼の機構も手伝って煙は出づらい。
・焚火を維持が楽
ファイアグリルのような平らな焚火台だと焚火を維持するのに薪の投入する場所や組み方などいろいろいじってやる必要が出てくる。
(特に煙をなるべく出さないように焚火がしたい場合はいじる頻度が高くなる気がする)
ヘキサファイアピットはある程度の大きさに切った薪を適当に放り込むだけで焚火が維持できる。
忙しいキャンプシーンだと非常に重宝する特性だと思う。
・風に強い
全周がおおわれているので、多少の風では焚火に影響がでない。
風防など用意しなくても風で立ち消えしないのは心強い。
・長時間の焚火に向く
ロストルから灰受けまでの距離が非常に長く、長時間の焚火でも灰が吸気口をふさぐことがない。
昼から夜まで焚きっぱなししたこともあるが、問題なく使えた。
悪い点の詳細
・薪の消費が激しい
中が高温になり、煙突効果による吸気も十分なのでよく燃える。
逆に言えば薪はすぐになくなってしまう。
上の写真の薪量だと1時間半ほどでほぼすべて使い切ってしまう。
1回のキャンプで広葉樹の薪を二束以上消費することも・・・
・2次燃焼の炎があまり出ない
2次燃焼機構がついているのだが、SoloStoveのように2次吸気口からのきれいな2次燃焼の炎は残念ながら見られない。
たまに炎がでるのが見える程度で、2次燃焼の炎を見ることを期待している裏切られる。
上が開いている構造のため、未燃焼のガスが2次吸気口に近づかないことと、全体的に隙間だらけの構造により2次吸気口からの吸気が弱いことが原因だと思う。
後者は何かで隙間を埋めれば改善できるかも・・・?
・遠目に炎が見づらい
これはSoloStoveなどでも同じだが、薪はのぞき込まないと見える位置にいない。
そのため遠目からみると焚火台からはみ出すほど炎がでていないと炎は見えない。
薪から出ている火を楽しみたい人は平たい焚火台の方が良いと思う。
・調理に工夫が必要
標準でゴトクなど付属していないので調理をするのであれば、トライポットやゴトクを購入する必要がある。
薪まゆげはアマゾンで適当なゴトクを購入して使っている。
・地面、焚火台シートが焼ける
灰受けが地面に接する構造となっているため、かさ上げ台などないと地面が焼ける。
焚火台シートを敷いたら焚火台シートが焼ける。
・灰の掃除がやりにくい
ロストルよりも灰受けが小さいことや、本体が組み立て式で隙間が多いこと、焚火後のロストルが外れにくいことなど複数の要因で灰掃除がやりにくい。
普通にやると必ずこぼすので、下に敷物をしてそこに落としてから掃除する方が良いと思う。
欠点もいろいろあるものの、割と簡単に解決できるものが多いのでお勧めできる焚火台
特に焚火の維持に手をかけられない人や、焚火慣れしてない初心者さんなどにおすすめできると思う。
今はなかなか手に入らないようなので、売ってたらすぐに買った方が良いかもしれない。
ロストルがない!KAMADO薪ストーブ 代用品は何がよいのか?
キャプテンスタッグのKAMADO薪ストーブ
手ごろな値段で窓つきなストーブなのだが、いろいろと欠点もある。
その一つがロストルが付属しないこと。
オプションでも専用品が存在しないため、ロストルを使いたかったら自分で探してくるしかない。
薪まゆげはホームセンターで買ったステンレス油切を使用している。
小さな足がついていて、空気を通すことができる。
あると多少燃えやすい気がするが、高さが低すぎてすぐ灰に埋まってしまう。
高さが低いので灰かきもできない。
そこでさらに良いものがないか100円ショップを探すと2個ほど候補を見つけた。
実際に入れてみると・・・
ステンレスアミは若干の高さアップ。
でもこれでは結局灰に埋まるし、灰かきができないことに変わりがない。
もう一つのスタンドロースターはどうか?
足つきなので当たり前といえば当たり前なのだが、高さが出せる。
おまけに横幅がほぼぴったり。
これは期待できる!
灰に埋まる時間はかなり長くなるだろう。
灰かきもできそうだ。
ついでなので100円ショップで灰かき棒も買ってきた。
実際に灰かき棒をスタンドロースターの下に入れてみると、
十分余裕をもって作業ができそうだ。
これで長時間運用しても灰に薪が埋もれて酸欠になることがなくなりそうだ。
あとは耐久性だが・・・
これは実際に使ってみないとわからない。
次回試してみよう。
ポチってしまった。 ホンマ製作所ステンレス製煙突トップ
先日から気になっていたホンマ製作所の煙突トップ。
APS-48DX用 ステンレス 丸型トップ
今週末のキャンプ雨予報だし!と自己弁護してぽちってしまった。
そして今日届いた。
どんな値段の物でもこの段ボールをあける瞬間は非常にわくわくする。
おお!
期待通りの見た目。
そしてステンレス薄板でできているので非常に軽い。
今使っている煙突トップ(キャプテンスタッグのKAMADO薪ストーブ付属品)は1㎏もあるので雲泥の差。
薄板をハゼ折で筒にしているのは煙突と同じ構造。
値段なりの構造で必要十分なつくり。
なかなかいい買い物ができた。
ただ、うちの薪ストーブに接続するには少し手をかける必要がある。
うちのストーブは煙突を本来と逆さまに使用しているため、このままだと接続できない。
やることは前にKAMADO薪ストーブの煙突にステンレス煙突を接続したときと同じ。
ラジオペンチで無理矢理まげて、外径を縮める。
見た目は悪いが仕方がない。
若干曲がってついてしまうが、まあ気にしない。
機能さえ果たせばいいのだ。
今週末のキャンプが楽しみだ。
ステンレス製煙突トップについて考える
薪まゆげが使っているKamado薪ストーブは煙突含めて鉄製。
晴れの日は良いのだが、雨の日に鉄製の煙突をタープから出して使うのが気が引ける。
(使っている間は煙突も高温なのですぐに水が蒸発して問題ないのかもしれないが・・・)
そこでステンレス製の煙突トップを探していたのだが、Φ100煙突用の煙突トップは基本的にアウトドア用になっていない。
上記のような形の設置型用がほとんど。
運べないことはないが大きすぎて使いにくい。
ホンマ製作所の薪ストーブには上の画像のようなステンレス製煙突トップが付属しているのだが、別売していなかった。
最近ふとホンマのオンラインストアを覗くと、あるではないか。
サイズ、値段、デザインすべて良い感じ。
残念ながら1万円以下の買い物だと送料がかかってしまう。
送料合わせて3500円程。
いずれ買ってしまいそうだ。
コスパ◎? キャプテンスタッグ Kamado薪ストーブ 良い点悪い点
キャプテンスタッグのKamado薪ストーブ。
手軽な値段の本格的な薪ストーブだが、だれにでもお勧めできるコスパよしのストーブなのか?
購入してから何度か使ってみて、薪まゆげの感じる良い点、悪い点についてまとめてみた。
良い点
・手ごろな価格
・ちょうどいい大きさ
・設置が簡単
・足の延長ができる
・高い燃焼効率
・いい感じの煙突
悪い点
・安っぽい外観
・長時間の燃焼に向かない構造
・延長のできない煙突
・重い
・延長足の使いにくさ
ざっとこんな感じ。
ノーマルで使うのであれば薪ストーブとは言っても、煙突の長さから暖房使用は厳しい。
名前の通りかまどとして使うのが良いように思う。
良い点の詳細
・手ごろな価格
窓付きの薪ストーブでこの金額は激安中華ブランド以外ないと思う。
(窓のつかないモデルもあるので注意)
全体的な内容を見てもコスパは良いように思う。
・ちょうどいい大きさ
燃焼室の全長が400㎜ほどあり、市販の薪なら切らずに入る。
幅や高さも大きすぎず小さすぎずでちょうどいい。
大きすぎると温まるのにも時間かかるし、薪消費量も増えてしまう。
・設置が簡単
組み立てなどほぼないので付属のバッグから出したら足を広げて、煙突を立てればすぐ使える。
足を延長する場合はちょっと面倒(後述)
・足の延長ができる
付属の足を延長すると高さがかなり上がる。
この高さまで上がる薪ストーブは他にはないと思う。
これが非常に良い。
ローチェアに座ると窓がちょうど顔の高さになる。
また、スパッタシートなど敷かなくても地面が焼けない。
薪も追加しやすい。
高さがいらないときは延長しなければOK。
個人的には一番気に入っている点かもしれない。
・高い燃焼効率
煙突が太いからか煙突の長さやロストルが付属していない割にはよく燃える。
他に薪ストーブを持っていないので比較はできないが、目に見える煙はあんまり出ない。
・いい感じの煙突
鉄製の重厚感のある煙突が付属する。
黒い塗装も併せて質感がとても良い。
製作精度もよいのか薪ストーブを使った後もすんなり抜ける。
交換用煙突が3500円ほどとなかなか高価だが、納得の値段。
悪い点の詳細
・安っぽい外観
足より上は悪くないと思うのだが、足がかなり安っぽい。
安いBBQコンロと同じような見た目の足になっている。
特に延長した時が安っぽい。
・長時間の燃焼に向かない構造
ロストルが付属せず、灰を掻き出すための機構もないため使用中に灰かきすることは難しい。
2~3時間の燃焼なら問題ないが、さらに長時間になると一度火を消さざるを得ないと思う。
・延長のできない煙突
本体付属の煙突は2本、煙突トップが1本。
足の延長すると高さが1770mm、しなければ1530mm。
テントにインストールするには短いが、公式には煙突の延長は出来ないと書いてある。
交換用煙突も売っているがあくまで交換用で延長用ではない。
自己責任で延長することもできるが、煙突が1本1㎏と重いので3本も追加すると3㎏。
元の煙突と合わせて6㎏にもなり、本体重量の半分に達する。
それが高い位置にあるのでちゃんと固定できないと非常に危険なのではないだろうか。
延長したい方は私の過去ブログなど参考にしてもらえたらと。
(自己責任に変わりはないですが・・・)
・重い
鉄製のしっかりした薪ストーブなうえに煙突まで鉄でできているため、非常に重い。
全部で10㎏になるため軽さを求める人には向かない。
・延長足の使いにくさ
良い点で上げた延長足だが、設置時と収納時は使いにくい。
安いBBQコンロと同様に足先に差し込むのだが、こちらはBBQコンロと違い重い。
7kgもある本体を足を差し込むために持ち上げたり、倒したりする必要があり結構大変。
また収納も煙突の中に収めるしかなく、煤で汚れてしまう。
これは別収納にするなりで解決できるが、ちょっといまいちに感じてしまう。
屋外で焚火調理を煙の臭いを気にせず行いたい人で、車移動のキャンパーにはお勧めできるが、テントにインストールして暖を取りたい人には少し不向きかも・・・
私は今後も使いやすくなるように改造などしながら使っていこうと思っている。
臭いがキツイ?薪割りしにくい? ケヤキ薪について
ケヤキ、欅
広葉樹の一種で大きく枝を伸ばす姿から繁栄の象徴として庭に植えられることが多い樹木らしい。
よく成長し、巨木になるため管理しきれなくなり後悔することが多い樹木でもあるらしい。
そういった事情からか、私が薪割りを始めてから頂いてくる玉は大体ケヤキだ。
ネットでケヤキについて調べてみると結構ネガティブなことが出てくる。
・とても臭い(獣臭がする)
・切りにくい(のこ引きがつらい)
・薪割りしにくい
実際のところどうなのか?
実体験をもとに書いてみようと思う。
・とても臭い(獣臭がする)
乾く前は確かににおいがする。
ただ、とても臭いかといわれると ? といった感じ。
嫁さんはとても臭いと感じるらしい。
雨でぬれた玉をのこ引きしていた時はすごく嫌がられた。
ほかにも10人ほどに聞いてみたが「いわれてみればにおう」という程度で、とても臭いと思った人は嫁さん以外いなかった。
どうやら一部苦手な人がいるようだ。
ちなみに乾いた後の薪はほとんどにおいがしない。
嫁さんも感じないようなのでほんとに臭ってないのだと思う。
また、火にくべてもにおいは感じない。
・切りにくい(のこ引きしにくい)
針葉樹に比べれば圧倒的に切りずらい。
ただ、他の広葉樹と比べて切りにくいかといわれると、あまり感じない。
チェーンソーはオイルの減りが早いとの情報もあるが、私はチェーンソー持ってないのでわからない。
・薪割りしにくい
ものによっては本当に割れない。
ふしや枝のない素直な玉は案外簡単に割れるが、
枝やふしがあると途端にはじかれる。
特に乾いちゃった玉は強敵。
私はやりがいを感じてしまう。
とまあ、実際に使ってみて私はあまりネガティブな部分を感じない。
薪になってしまえば火持ちがよく、広葉樹って感じの燃え方をする。
手に入るなら全然ありだと思う。